2019年7月17日水曜日

「爆発!?」科学クラブ通信③

「ボン!」「モコモコ!」学校公開で爆発!?

6月14日、学校公開の日の科学クラブ。今回企画を持ち込んだのは5年生です。
「先生、爆発がしたいです。」
と言って2つの爆発実験を調べて持ってきました。安全のことも考えて、念入りに予備実験を行いました。


休み時間に集まって予備実験をしました。     実験がスムーズに行えるように準備しました。

 一つ目の実験は空き缶に穴をあけて、エタノール(お酒に含まれるアルコール)を入れて火をつける実験でした。気化したエタノールと空気中の酸素の配分が上手に混ざったところに火を近づけると、大きな音を立てて爆発し、蓋の紙コップが高く飛びます。

 赤い線で囲んでいる班が爆発したときの様子です。意外とすぐには爆発せず、子供たちはドキドキしながら実験を楽しんでいました。爆発が起こると「わっ!」「うぉっ!」と驚きながらも、何度もチャレンジして、「爆発する」とはどういうことなのかを体で感じているようでした。
 二つ目の爆発は「泡爆発実験」です。「象の歯磨き粉」とも名付けられるこの実験は、過酸化水素水が水と酸素に分解される反応を利用して泡が噴き出す実験です。小規模実験で行ったため、最初は子供たちは「何も起こらない。」と言っていましたが、徐々にもこもことあふれ出る泡に驚いていました。

噴水のように泡が飛び出ています。

 最後に、エタノールの実験に酸素ボンベを使用して演示実験を行いました。


 空気中には、20%しかない酸素を充満させた爆発はすさまじく、とても驚いていました。今回の実験を通して、安全に実験を行うという意識が高まったように感じます。今後の活動も楽しみです。

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